できないことの示し方

日常の悩みと行動

悩み:すべての依頼はこなせない
行動:依頼を忘れないことにする。
解説:様々な仕事が五月雨式に降ってくる時があります。
すべての依頼は優先度が高く、拒否することができないことも多いです。
事実として3歩歩けば仕事が振られる。会う人全員に仕事を振られる。という状況です。

この状況になった理由の要因は頼みやすい人柄というのがあります。
これは、デメリットもありますが、組織の中で代わりのいないポジションになると思っています。
仕事の役割は色々とありますが、どんな仕事でも困ったことを相談できる相手がいないことは辛いです。
上司に相談しても、袖にされる。
同僚に相談しても、真面目に聞いてもらえない。
リーダーに相談しても、もっともらしい言葉で言いくるめられる。

困り果てた人は、誰か一人でも真面目に話を聞いてくれる人を探します。
そんなときに真剣に話を聞いてくれる人になりたいと思っていました。
荒唐無稽なことでも、真面目に聞いて、良い点悪い点に対してアドバイスをくれる。
そういう人がいたらいいなぁと常に思っていました。
でもそんな人は現れませんでした。
なのでそんな人になることにしました。
そんなこんなで、同僚からいろいろな相談をされることは嫌ではないです。

しかし、上司からの仕事の依頼に関しては話が変わってきます。
五月雨式に振られる仕事は全てが最優先と得々と説明を受けます。
再三納期と優先度の話で折り合いを試みますが、10分前の話を忘れるのが普通の上司です。
10分前に整理した実施計画の話を忘れて、次から次へと最優先タスクの絨毯爆撃です。
いくらなんでもできることとできないことがあります。

今日はできないことは諦めよう。という点について考えようと思います。
10や20の依頼はこなせたとしても、100や200の依頼はこなせません。
1日に10人にヒアリングしにいくことはできても、100人にヒアリングしにいくことはできないのです。

できる限り工夫します。
例えば最大人数が入る会議室に一斉に人を集めて、50人〜100人規模のミーティングを開くこともあります。
コアパーソン10人の協力を得て100人分の意見とすることもあります。

ただ仕事は2時間数的に膨らみます。
依頼している方は案件ごとのタスクのボリュームに気づかないのです。
「これ、確認しといて、週末までに。」
「これ、直しといて、明日までに。」
「これ、考えといて、夕方までに。」

話してダメなら一度、諦めでみるのも手です。
できる限り優先度の高いことを実行します。
そして受けた案件をメモだけ取ります。
そしてできなかった時は、できなかったと話します。

時にはそのようなアプローチも必要です。
成果を達成し続けた場合、上司はより自分が楽になるように依頼してきます。
最終的には、「これ、よろしく」とすら言われなくなります。
当日「なんで、できてないの?」と言われるようになるわけです。

本当に大きなトラブルになる前に、キャパの限界を知らせましょう。
できないことをちゃんとわかってもらう必要があるのです。

受けた仕事はできて当たり前。
それはそうなんですが、そこまでしか言えない人は、実際を知らない人です。

できないこともある。
説明できないこともある。
わかってもらえないこともある。
理不尽を突きつけられることもある。

できないということを示すことも大切な「行動」です。
言葉で交わそうとしても、納得してもらうことは難しいでしょう。
だって、当然、上司の方が言葉巧みですから。
であれば、できない。状態を見せて知らしめましょう。

そんな日があってもいい。と思います。

とりあえず、忘れないためにメモは取りましょう。
「ただやる気がないだけ」と誤解されないために、時間はかかるができる。という姿勢を示しましょう。

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