繋がりが大事

日常の悩みと行動

悩み:なぜか繋がりが多い人の特徴
行動:オフの時間を共に過ごす
解説:
なぜか親身な友人が多い人がいます。
そういった人たちに共通する点として、相手をよく知っていることがあります。
でも、どうやって相手をよく知ることができるか。
相手のオフでよく交流することです。

陥りがちなパターンとして、その人の成果物に着目してしまうパターンです。
その人のプレゼン、書籍、文献、論文など、その人がアウトプットとして生み出したものを知ることでその人の考えを理解しようとします。
しかし、実際にその人の人となりを知るためにはその人がオフの時間をよく知るほうが適しています。
宮沢賢治は想像を絶する苦境の中で銀河鉄道の夜という物語を書き上げてそうです。
その物語をどれほど読み込もうとも宮沢賢治の苦境を知ることはできないでしょう。

会社であれば、緊張感のある日常でのみ接していてはその人の本質的な考えに近づくことは難しいでしょう。
あくまで職場での相手は、役を作った人物だからです。

ではどうするか。
相手が「話していない時間」を観察し、その人の所作をもとに人物像を想像しましょう。
相手が意見を出している時というのは、緊張の中にいます。そのため親密な関係構築は難しいです。

例えばテレワークでは、親密な交友関係を気づくことはできません。
相手は目的を持って発進した情報しか得られないからです。
目的を持った情報はすなわち相手が、構築した論理を元に発信する情報。感情の乗らない情報です。
ビジネス的な成果を上げる人(生産性を上げ続けている人)ほど、メッセージの中に感情を含ませません。
そのため、成果を上げる人ほど、オフの時間でしか密なつながりの構築は難しいのです。
相手をより知るためには、相手をよく観察する必要がります。
会議など形式的に顔を合わせる場だけではなく、日常的な所作を知ることが重要です。

拠点の離れた人物同士で親密な交友関係を維持するためには、できるだけ会議を増やすのではなく、
自分が情報発信をしていない姿を見せ、相手が情報発信をしていない姿をみましょう。
さらに、相手と物理的な距離を縮めることができたら、ビジネスに関係ないフランクな会話をできる限り行いましょう。

そうすることで、相手は自分の人物像を掴むことができ、自分も相手の人物像を掴むことができます。
相手をよく知るということは、相手の主張を理解することだけではありません。
相手がその考えに至った経緯を把握して初めて相手の本質的な主張を理解することができます。
同時に抱えている悩みや迷いを理解することができ、相手を助け自分を助けてもらうこともできます。

もし繋がりなしに関係を維持しようと思った場合は、主張が全てになります。
相手に自分を理解してもらうことはできませんし、相手を理解し切らずに見切り発車の仕事でやり直しを繰り返すことにも繋がりかねません。

繋がりが大事です。

追記:
相手の人格・本質を理解した者同士の関係。この形がチームとして最高のパフォーマンスを発揮する形かも。
相手の要求をよく理解し、自分の要求をよく理解してくれる。
もしこのメンバーが二人以上3人4人5人6人集まったしたら、異次元の意思疎通の組織の形が実現するかも。
中高の部活のメンバーは当たり前のように、アイコンタクト(アイコンタクトですらない行動)で相手の考えを読むけれど、
会社でその意思疎通がおこなえるとしたら、どんなパフォーマンスを発揮するチームになるんだろう。。
同じ目的を持ったメンバーはできる限り距離を近づけて相互理解を深めるとよい。
相手の言葉にならない考えを読み込むスキルは伸ばすに値するスキルだと感じる。

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