研修呼ばれて寝てるより、自分で本を読んで実践する

日常の悩みと行動

悩み:なぜか研修を勧められない不安
行動:評価の形を間違って理解しない。学びたいなら本を読む。評価されたいなら成果を出す。
解説:外注研修丸投げは最も雑な教育方針。本当に教えたいなら時間を作ってでも上司自身が教えるはず。

「なぜ、あいつばかり研修を受けさせてもらえるんだ。」
新入社員研修などの全員が受ける研修は受けさせてもらえたが、最近は自分が研修に呼ばれることは少なくなった。
中堅以上の社員に向けた研修や外部研修など、会社がお金をかけてくれないのは自分に対する評価が低いせいじゃないか。
どうして自分の評価が低いんだ。こんなに頑張ってるのに。。。

なんて思考回路に陥ってしまっていないでしょうか。
実際、研修を受けさせるのは会社にとってみれば期待の表れであるケースもあります。そこは本当です。
これから先こういう働き方をしてほしい。この人にはもっとこうなってほしい。ということです。

しかし、会社は利害の生き物です。決して親心では経費は動きません。
一つの事象に対して、利害の面ではどうかな。厳しい見方をするとどうかな。と多面的に考えることが必要です。
それを踏まえて上司の思惑を言葉を変えてみると↓です。

なんであいつは、こんなこともできないんだ。
もう自分で教えるのは面倒だ、誰かに任せられないかな。
でも時部署の恥を他に晒すのもな。そうだ外注しよう!
とりあえず、こいつには受けさせとかんと、まともに仕事もできない。
でもせっかく外注するなら、もっと受講者増やして単価を下げたいな。
そういえば、あいつもこいつもいい噂聞かないな。よし受講者推薦してやろう。
いやでもあからさますぎると、思惑がバレるな。
そうだ、一人二人サクラを紛れ込ませよう。
あいつは最近有望だからこいつに受けさせることにしよう。
まぁあいつは元からできるから研修の時は寝てるかもな。まぁいいや。感想文でも書かせることにしよう。
冠としての研修名はいい感じの名前にしよう。
そうだ。幹部候補生育成講座 にしよう!そんな名前の講座は、あるかな〜。
お、この会社は研修名がどれもいい感じで見栄えするな。
エキスパート研修(リーダー向け)にハイパフォーマー研修。
どれも参加者のやる気が上がりそうで、アホ強制会のニュアンスがないな。いいね〜。
あったあった。幹部候補生育成講座。いいじゃないの。従業員はみんな幹部候補生。みんな幹部を目指すのは当たり前だよね〜。
よしよし。これでいいや。これで誰がみても問題社員の説教部屋には見えないな。
あとは、誰か適当なまとめるのうまい人に主催丸投げしよ〜っと。。。

私自身研修を何度か受けさせてもらったこともあり、何度も呼ばれなかったこともあります。
そんな中で気づきもありました。
「大体の研修は、本を読むことができる人には意味がないです。」
本一冊読んで理解でき、日常で実践していることを、
わざわざお金を払って人の口から聞かされるわけです。
当然飽きます。なんなら自分の方が間の取り方がうまいな。とか、ここは誤魔化しちゃいけないとこだな。とか突っ込みどころを見つけに行ってしまいます。
だんだん代わりに喋ってやろうか。とすら思います。
冒頭から参加者のやる気を上げる役割として、講師側となっている自分に気づきます。

ちなみに、こんな研修に行きたいですね。
講師自体が影響力を持っている有名人で、フランクに会話ができるような交流会
実際の経験を聞きつつ、講師や参加者とプライベートのネットワークが作れそうです。

大体の研修に呼ばれる人というのは、文字が読めない人か。考えが凝り固まりすぎて上司の話を聞けなくなっている人が参加者の8割です。
残りの2割はサクラです。できる人を入れて研修の雰囲気を上げる役割です。
(当然本人たちには役割を聞かされませんが、2割の人はなんで自分がこの講義に?とその場の自分の役割に気づきます。)

もし自分が研修に呼ばれない時は、研修が行われている閉ざされた部屋の中を想像してみてください。
おそらく中では、本を理解できない残念な人たちと、彼らの指導役を外注された慣れない喋りの講師。それを生ぬるく見守る困惑した顔の少数の精鋭たちがいます。
もはや茶番でしかないですよね。。

ここまでいくらか極端な解釈を書いてきましたが、研修に呼ぶことが100%期待の表れではない。ということを忘れないでください。

この人にはもう必要ないな。
むしろ手を動かし実践で活躍し成長してくれる。この人には研修よりも仕事を通して成長する機会を与えよう。ということです。

また、受講側ではなく、講師側の人は、当然受講する場には呼ばれなくなります。(万が一乗っ取られたら困りますからね。)

その人の評価は研修に呼ぶか呼ばないかでは判断できません。
一般的な会社にはちゃんと人事考課の仕組みがあります。そこが揺るぎない、あなたの評価の場です。

それ以外は、どこまで悩んでも意味がない。憶測でしかありません。
会社の中には、研修というものを毛嫌いする上司もいます。
そういった上司たちは、自分が実際に研修を受けて、「研修」というものに違和感を感じてきた人たちです。

もし私の後輩や同僚が研修の選出に関して悩みを抱えていたらきっとこう言います。
「そんなもんに行くくらいなら本貸してやるよ。そこから考察してアクションプラン出してみな。1日研修に行くよりよっぽどいい内容のものが出てくるよ。」

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