擬人体験

日常

悩み:説得が苦手

行動:相手になり切り、欲望を満たす

解説:球技などを行ったことがある人は経験があるかもしれません。きれいなフォールにこだわるよりも、ボールを狙いの場所に送り届けることに意識が移る段階というのがあります。

例えば、バスケットなどはシュートを放った瞬間からボールはもうコントロールでききません。ボールを離す瞬間に意識しているのは自分の筋肉ではなく、ボールの軌道でです。あたかもボールがどのように弧を描いて飛んでいくかスローモーションのように感じることもあります。

その際は、フォームなどではなくボールをどう動かすかに意識が移っています。

反対に、あ、今の自分のフォーム。美しいと考えるプレーヤーは少ないと思います。

反復練習は、あくまでシュートを放つときの筋肉量を獲得するためと言ってもよいです。

意識をどこまで移すことができるかによってコントロールの出来が変わってきます。

余談ですが、

ハンターハンターという漫画の中で主人公のゴンとキルアがビスケのもとでスコップで山を掘り進む訓練があります。その際に用いた「周」という考え方は、日常の中でとても意識することがあります。自分の体の一部のように、車を操り、キーボードを操り、仕事をします。自分自身から意識が移れば映るほど、我を忘れて没頭している状態になっているとも感じます。

どのように意識を移すか。

その手に持っているものを操作しようと考えるのではなく、操作したものによって出来上がる成果物に意識を向けるのです。

キーボードを美しくタイプするのではなく、タイプされた結果映し出される文字の内容に意識を向けます。すると、自ずとキーボードを打っているという意識がなくなり、文字を考えているという意識になります。

人の場合。

誰かを説得しようと考えるのではなく、誰かが、既に何かを実行している様子をイメージし、その様子に足りないものを提供すればいいです。

1から10まで全て教えて動いてくれることは残念あがらありません。

相手になりきり、仕事をする上で相手が足りないものだけを満たします。それによって、相手の心境が既に何かをする状態に移り変わっていくはずです。

始めるための説得ではなく、既に始まっている状態に足りないものを提供する。

それによって相手を動かすためのコストは最小限で効率化された手段を選ぶことができるはずです。

想像力をもとに、相手になり切ることがまず重要です。

相手になり切った上で相手が欲している欲望をどうやって満たすか。そこに注力することが説得の最短ルートです

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