未来の組織を予想する

日常の悩みと行動

悩み:組織の中での希望のポジションになる方法
行動:俯瞰で捉え、そのポジションの人が振る舞っているべき振る舞いをする。
解説:なんであいつの方が評価されて自分は苦労ばかり。
   そう考えることが多いです。
   ほとんどの場合は、不器用ながら仕事を丁寧にする人ほどこの状況に陥ります。
   
   雑な仕事で人に渡せればどれだけ楽でしょうか。
   でも、それでは自分が自分を褒めてやれなくなる。
   そんな気がして、今日も丁寧に仕事をしてしまいます。
   後ろ向きでばかりもいられません。
   これから自分がどうすべきかを考えていきましょう。

できれば気を許せる誰かと飲みにいきましょう。
友人がいいと思います。仕事上の付き合いは最低限だがお互い気を許して話せる関係です。
そんな中で、次のような話をしてみます。

「多分、5年後は今いる人の殆どはいなくなってると思うよ。引退したり、転職したりいろいろでさ。。」
「5年後くらいってさ、誰が、どこで働いてるかな。とりあえず今の社長は定年だし次の社長は誰かな。」
「〇〇さんじゃないなかな。どことなく落ち着いてるし、今もう社長みたいな仕事しているよね」
「うちの部署の部長は誰だと思う?多分〇〇さんじゃないかな。順当に社歴が長いしね。でもなんか似合わないよね。△△さんの方が落ち着いててしっくりくるな」

会社組織全体にわたって上から順に組織の役職者を予想します。
自分と友人二人で考えているだけですが。不思議なことに嘘のように予想はあたります。
なぜなら、組織の人事というのはサプライズがないのです。

Aグループ:全体の7割くらい ほぼこの人がやりそうだなと言う予想が簡単な部署
               昇進の階段が決まっていたり、後任が誰の目にも明らかです。

Bグループ:全体の2割くらい 候補者は絞られるが決め手にかける部署
               派閥争いが激しく競争が激化しているケースがあります

Cグループ:全体の1割くらい 候補者が全くおらず空位になっている部署
               一般的な組織では役職を設けなければならないが何故か役職がない。または、誰かが兼務している。

全体の3割くらいは予想が難しいグループです

では自分が役職につきたいとしたらどの部署を狙いにいくのが良いかです。
自分がどのグループで希望のポジションを狙うか照準を合わせます。
難易度はBグループが最も参入が難しく、Aグループが次に難易度が高いです。そこから一気に難易度が下がるはCグループです

AとBグループの場合は、小手先の技よりも確実な成果と人物的な振る舞い見せるしかありません。
振る舞いとはビジョンを持つことです。候補者よりも先を見据えていること。広い範囲を見ていることをわかってもらい、自分を採用した方がより、広範囲をカバーできると見せる必要があります。人事権を持った人が「こいつを採用しなきゃ損だ」と考えるくらいまで自分厳しくアピールしていく必要があります。

Cグループがもっとも狙い目のポジションです。
正直手をあげるだけで配属されることができるでしょう。
しかし、人気のない部署である故に、ストレスも多いかもしれません。しかし、どこにいてもストレスはかかります。であれば、キャリアの掛け算を狙って思い切って配属されてみる方がいいです。A,Bグループに早急に参入する場合は、急ごしらえ(と言っても数年がかり)の自己アピールをしなければなりませんが、Cグループで手を上げた際は、手を動かしながら実際に広範囲のキャリアとビジョンを鍛えていくこととなります。すぐ動き、キャリアを積み重ねる。すると。数年後の競争では、明確なキャリアの差がついていることでしょう。

人気のない部署ほど選ぶべき!

次に自分が役職を狙わずに働き続ける場合です。
そのためには、Aグループ一択です。Bの場合は群雄割拠しているため、落ち着いて業務に従事することができず派閥同士のやり取りに挟まれるかもしれません。
部署として落ち着いている組織がペースを崩さずに働けるベストスポットです。しかしながら、安定しているが故に時間の経過とともに出世をさせられてしまう場合もあります。
その際は、辞退を告げると良いですね。

俯瞰してみることが大事
これまで職位獲得について触れてきましたが、明確なジレンマとして、出世を狙う人ほど出世できない。という事実があります。
自分が脇を固めている間に、誰かが、よりクリアなビジョンでグイグイ成果を出し評価を獲得し、誰の目にも明らかな人材へ成長します。
そして、上司が焦って、役を与えようとします。

まとめ
高い評価を得て出世をすることも大事です。しかし、社内政治で出世した人は社内政治の渦中にさらされ続けることになります。
できるだけ、夢中で仕事に取り組み、たまに、息抜きとして上の人の振る舞いを学ぶ。そしてまた夢中で仕事する。
といった、行動ファーストの動き方が結果的に着実な成功につながっていきます。

・組織の1作業者は何を考えているのかを意識する
・社長は何を考えているのかを常に意識する。
・次にどうなるか を予想する。

ミクロとマクロと予測の視野を持ってことに当たっていきましょう。

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