前回の振り返りが大事

日常の悩みと行動

悩み:生産性向上のために、効率化するにはどうすれば良いか
行動:
一人の場合は一度行った作業をより早く処理するために作業を因数分解し、不要化工程を削除します
それによって、2回目の作業は1回目よりも早く行うことができるようになります

複数の場合は分業を行います
それぞれが専門的な業務に特化することで同じ業務を繰り返し行う環境が整います
同じ業務を繰り返す際に一人の時と同じように作業の無駄が排除され効率化が期待できます

解説:
効率化は要するにある作業の無駄を省く行為が最小単位になっています

会社で考えた場合は、
 ①複数の部署が分業しそれぞれの役割を担うこととする。
 ②各部署のメンバーそれぞれが役割をもつこととし、それぞれの業務を専門化する。
 ③専門化されたメンバーは同じ業務を繰り返し行う環境が整うため、繰り返し業務を効率的に行えるようになる。

つまり
一人一人が専門的な業務を持ち、ルーチンで行う環境が整うことで一人一人の作業スピードが徐々に上がる
一人一人の作業スピードが上がることで、部署の作業スピードが徐々に上がることとなる
部署の処理スピードが上がることで、会社の処理スピードがあがり、会社の生産性が向上することとなる

反対に一人が複数の役割と業務を持ち、効率化が狙えない環境にいる場合は、そのプロセスの効率化は期待できません。
最小単位は一人一人の作業をルーチン化し一人一人が作業を効率的に回す改善を行うことです

まず、始めに組織の仕事を洗い出すましょう。
次に仕事の役割分担を明確にすることが大切です。

重要なポイント
専門的な仕事として、分業化することで、仕事同士を繋ぐ(連絡する)役割が重要になります
仕事同士の連絡は、ITなどで機械的な情報伝達を行う方が良いです
繋ぎの仕事は、双方からの要望に挟まれることとなるため、スムーズな処理にはそれこそ「機械的」な受け答えが必要となるからです

以下のリスクもあります。予め把握しておきましょう
リスク:専門化する仕事にはバックアップを設けておく必要がある(副担当など)
    特定スキルを独占した場合、作業者の意思が全体最適に向いている場合は良いが、個人の気分に左右される場合もある
    (例:この仕事は私しかできないから、私にこの仕事を任せたいならもっと金を払いなさい。
       改善なんて毎日の仕事が大変になるだけ、給料が変わらないなら、できるだけゆっくり楽な方がいい。
       自分はスピードよりも仕上がりを気にしたい。だから生産性なんて気にしない。これまで通りの納期でやってるんだから問題ないでしょ)
    しかし、主、副で担当を二人にすることで競争意識を促し、組織の意に添わない場合は、評価を下げることもできる

    タクシー会社の社長は100台のタクシーと100人のドライバーを抱えた時点でドライバーに有意な交渉を迫られることになるが、
    99台のタクシーと100人のドライバーを抱えることで99人のドライバーの中で競争意識が芽生える。

リスク:ルーチンの業務として各々が抱えた場合、飽きる可能性がある。
    その結果前後の工程に興味をもち、他の仕事を覚えようとする。
    目の前のルーチンが臨界点まで効率化した状態で且副担当に引き継いだ状態であれば問題ないが、目移りしてばかりでは改善の妨げとなる要因となる

リスク:組織は改善活動に対して、適切な報酬を払う必要がある。
    従業員にとって、改善はあくまで、業務の一環であり、会社を育てて、儲けを増やしたいのは、株価の影響を受ける株主か経営陣のみである。
    従業員が利益に対して、収入のメリットがないと考えた場合は、改善の手は止まる

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