人を褒めるということ

日常の悩みと行動

悩み:誰かのモチベーションをあげたい
行動:承認欲求の奴隷にする
解説:
アドラー説は、承認欲求は人に対して使うべし、自分に対して避けるべし
カーネギー説、承認欲求はとことん活用して与えに与えて与えようと言う思想。
共通点としては、承認欲求は薬物のように中毒性がある。と言うものだと解釈しました。
そして、自分でも他人でも誰かのモチベーションを上げる時に承認欲求を満たすと言うことはとても効果的だということでした。

その結果、戦略的な組織においては誰かのモチベーションを狙ってあげようとした時には、ひたすら承認する。というアプローチになります。
ただリスクも把握しておく必要があります。
それは承認欲求という麻薬を与え続けた場合、与えられた人は廃人のようになるほど承認欲求の奴隷になるということです。

言い方を変えるのであれば、会社組織の中で自分が麻薬を与える立場になるか与えられる立場になるか。
という戦略がとても重要な意味を持ちます。

ある組織の中で与える側に回れれば、その組織は自分の影響がとても効くようになるでしょう。
反対に与えられる側になった場合、与えている人が必要不可欠になってしまいます。

そこで会社で気をつけるべきなのは、誰かを褒めている人が本当は影響力を強く持っている人だということに気づくことです。
ただ無為に褒めている人、褒め上手な人というのは組織の中で、かなり重要な影響力を持っています。
自分がそのポジションになるためには、必ず誰かを褒めることです。
まずは1日に一人ほめる。それができれば二人ほめる。3人、4人と増やしていきましょう。
だんだんと自分を褒めてもらうことに心地よさを感じた人が自分のもとに集まってきます。

まずほめる。モチベーションをコントロールするためのビジネス戦略としてかなり有効です。

気をつけるリスクとしては、自分の家族に対して、特に子供に対しては承認欲求を満たすことに慎重にならなければならないということです。
誰かが褒めてくれないと頑張れない。という依存傾向の強い大人になってしまいます。
なので、まず自己実現をする意識を承認欲求と共に育みましょう。
誰かではなく、自分で自分を褒めてあげることを忘れない。
親は褒めてくれるが、親以外は自分で自分を認められるようにならなければならない。ということを教えます。

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