ビジネス版人間観察

日常の悩みと行動

悩み:他人の行動、意見を予測する
方法:その人になりきって考える
解説:
人間関係を当たり障りなく済ませるために、二つのアプローチを必要とします
一つは、自分の主張を明確にし、相手に自分に合わせてもらうこと
もう一つは相手の主張を理解し、自分を相手に合わせること。
どちらか片方だけではいけません。両方を状況に応じて使い分ける技術を身につけることが、必要です

自分の主張を、前面に出した場合は、必ず衝突が発生します。
衝突の結果自分の主張を通し続けられれば良いが、消耗が激しいことと、パワーバランスを読んで行動することで成果を最大化することも考えられます
そこで今回は二つ目の方法、自分を相手に合わせる方法に焦点を当ててみます。
相手の主張を理解するためには、相手をよく理解する必要があります。
方法はとてもシンプルです。徹底的にその人になって考えてみることです。
朝も昼も夜も、徹底的にトレースします。
私が考えるときは、
ポジティブなモチベーションの場合は
「あの人みたいになりたいなー。あの人ならこんなときどう考えるかな。」
と実際に振る舞いを真似したり口癖を声に出してみたり、徹底的にやります。

ネガティブなモチベーションのときは
「絶対に凹ましてやる。こう言われたらこう返す。きっとこう言うふうに返してくるからそうしたらこう返す。」
と一人ロールプレイです。意外とこっちの方が、長期間分析することが多くなります。
人の怒りのエネルギーってすごいなって思います。

中途半端な方法では、何も学びには繋がりません。
例えば、その人の考えがほぼトレースできたな。と実感するまで、一週間でも二週間でも考え続けます。
そして、とっさの判断が対象と同じになって初めて、トレース完了です。

毎日少しづつ、このトレースを行い続けると、全員の考えが手に取るようにわかるようになります。
そうすると、組織のおいて全員の意識を把握できるようになりますね。

そこまで把握した人間関係の中で、自分の主張を通すための準備をします。
この話をする際には〇〇さんに先に話を振って場の空気を和やかにする。
この人に発言させてフラストレーションを発散させよう。しかし、受け答えも想定内なので準備ずみ
この人とこの人は蚊帳の外にいて欲しいから、中のよくない二人は牽制させておこう。

忖度先行のため、ネガティブな印象もあるかもですが、最終的に、自分の狙いを達成させるために、全ての意識をシミュレーションできるようになっておく方がいいです。

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